治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.18|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 60代 男性

これまでの患者様の経過について

 10年ほど前から腰痛、右臀部~大腿の痛みとしびれ発症。

 最近増悪し、近隣へ受診するとヘルニアと診断される。

 改善目的のため来院

治療前の症状について

 20~30m歩くと、右優位の腰痛、右臀部痛

 右肢大腿裏から足底のしびれ

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8677

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-下肢

 主に腰は痛み、脚はしびれ

 前屈:同部位のしびれ

 後屈:腰に違和感

 ラセーグ:陰性

 腰部圧痛点:左L3/4、右L4/5 陽性

 咳・くしゃみ:ひびかない 

 つま先立ち、かかと立ち:可能

 

・日常動作

 寝返り動作や長時間の座位は容易

 湿布を毎日貼り、痛みの際は薬を飲まれる

 立位の保持、立ち上がり動作は少し困難

画像及び所見について

  • L3/4,4/5,5/s-椎間板変性及び膨隆認められます
  • L3/4,4/5-椎間関節炎、認められます
  • L5/s-椎間孔狭窄、認められます

・L3/4、4/5、5/s-椎間板膨隆しているため脊柱管圧排、およびL5/sの椎間孔狭窄による主症状の原因の可能性が高い。

治療について

患者様と相談の元、L3/4,4/5、5/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

               DiscoGel注入後

治療は35分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長